中国不動産大手、恒大集団が債務不履行に陥る可能性があったとのニュースが、投資家達から注目を集めましたね。昨日、社債利払いを実行すると発表し、ひとまずの危機を乗り越えたようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e1ebb5ed0e48361493539c62338a8b9a1cb6f02
恒大集団は、中国の不動産投資会社で、債権による莫大な資金をもとに、不動産業から出発し、遊園地や観光業、保険業、ヘルスケア関連、EV開発など手広く事業を手がけている会社です。
このニュースを聞いて、ある指数のことを思い出しました。VIX指数です。VIX指数は、簡単に言うとS&P500のボラティリティに連動する指数です。投資家が株式投資に対してリスクを感じている時に上昇するため、恐怖指数、とも呼ばれます。
通常、20未満で推移していたのが、ここ直近で25以上に上昇しました。明確な基準はありませんが、25〜30を超えると投資家たちの危機意識が上がっていることが多いようです。(株価が上昇する時にVIXが上がっていることもあるので、必ずしも下落時にVIXが上がるとは言えません)
今回のニュースを反映していたと取れるでしょう。
このVIX指数、ETNもあり、株価が全般的に落ちる時のリスクヘッジとして利用することもできます。その使い方については、また今度書くことにします。