この1年弱、最高値を更新せず横ばいが続いていましたが、ここ1ヶ月ほど、短期線が上昇傾向となり、中期線(100日線)と長期線(200日線)でゴールデンクロスが形成しつつありました。そして、先日の好決算で再度強いモメンタムが発生しました。売上高こそ市場予想を上回らなかったものの、利益は市場予想を上回るサプライズとなりました。
決算翌日の出来高上昇を伴う上昇の後、23日には更に大幅な株価・出来高の上昇が見られており、モメンタム発生していると考えることができそうです。
最近までテスラのPER1000を超えており、現在も割高株ではありますが、EVの開発に始まり、神経と機械を繋げるニューラリンクを開発、また先日、史上初の民間人による宇宙旅行を可能にしたスペースXのCEOイーロン・マスクが率いる会社であるなど、テスラという会社の価値は未知数な面が大きいと思います。そのため、単にPERという指標で割高、ということも難しいのではないでしょうか。いずれにしても、市場予想を上回る決算を出したことで、しばらくは上げ下げしながらも上昇トレンドが続くのではないかと、考えています。テスラが市場予想を上回る決算を出し続ける間は伸びていく可能性はあるんじゃないでしょうか。
考察まとめ
・決算の直前から株価上昇傾向となり、決算後に強いモメンタムが発生した。出来高上昇も伴っており、100日移動平均線と200日移動平均線がゴールデンクラスというテクニカル的には強い上昇傾向を示している。
・割高ではあるが、テスラが今後どれ程の価値のあるサービスを開発、製造するか分からないので、財務表に載っていないテスラの実質的な価値を測るのは困難。単にPERから割高と言うことも出来ないのでは?
筆者は今後テスラの追加の購入も考えていますが、株価の乱高下も予想されるので、売るタイミングや許容できるリスクも考慮した上で購入していくべきと考えています。