厚生労働省が発行している地球温暖化対策に関する文書を読んでいると『ZEB化』というワードを見つけました。見慣れない単語なので調べてみました。
厚労省が進める「厚生労働省実施計画」には、
・太陽光発電の導入
・電動車の導入
・LED照明の導入
・再生可能エネルギー電力の調達
に加え、
・新築建築物のZEB化
が挙げられていました。
参照) 厚生労働省がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の削減等のため実行すべき措置 について定める計画(厚生労働省実施計画)
https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/000960367.pdf
ZEB化とは
ZEBとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(Net zero energy Building)のことで、
資源エネルギー庁によると、以下の目的と特徴を併せ持つ建築物のようです。
建築計画の工夫による日射遮蔽・自然エネルギーの利用、高断熱化、高効率化によって大幅な省エネルギーを実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーを創り、年間に消費するエネルギー量が大幅に削減されている最先端の建築物です。ZEBを実現・普及することにより、業務部門におけるエネルギー需給構造を抜本的に改善することが期待されます。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/support/index02.html
日本では、業務部門におけるエネルギー消費量は全体の20%を占めており、これらのエネルギーを削減することが課題とされています。また、東日本大震災後にエネルギー自給の重要性が認知されたことも、この取り組みが推進される一要因となっているようです。
ガイドライン
環境共創イニシアチブが発行するガイドラインを以下から入手できます。