ヘルスケア関連企業の市場規模の拡大率は、他の多くのセクターと比べても良いパフォーマンスを見せているが、その中でも医療用大麻関連市場が著しく拡大しそうです。
グローバルインフォメーションは、2021年8月21日に発売した、市場調査レポート「医療用大麻市場の予測(2028年まで):新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響、製品タイプ・医療用途・成分・地域別の分析」(The Insight Partners)の中で、医療用大麻の市場規模は、2021〜2028年にかけてCAGR23.9%で成長するとされています。2028には、2021年と比較して4.5倍程にまで成長すると予想されているということです。CAGR10%台でもかなり良いパフォーマンスであることを考えると、医療用大麻関連市場の拡大は驚異的であると言えそうです。
特に、高齢化の進んだアジアは、医療費を抑制するため、また治療の選択肢を増やす目的で医療用大麻の合法化を進めているため、拡大が顕著のようです。
https://www.google.com/amp/s/prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000471.000071640.html
米国の経済ニュース専門チャンネルのCNBCは、「アジアで勢いを増す医療用大麻市場」(2019年7月14日)と題するリポートによると、日本は高齢化率が世界一高く、また医療費増大の問題もあるため、医療用大麻の巨大な消費市場になると報告しています。
https://diamond.jp/articles/-/281268?page=6
また、バイデン大統領は大麻の合法化に比較的前向きであるため、大統領就任前後で大麻株の株価上昇が見られました。以下に示すのは、代表的な大麻関連銘柄です。どちらもテクニカル的には、今のところ下降傾向にありますが、大麻の医療的意義は大きく、国際的に大麻合法化の流れにあることを鑑みて、今後上昇する可能性も多いにあると考えます。
https://sp.shikiho.jp/news/0/391629